先日、とある中華料理店にいったら、週末半額コースというのがちらしにしてあった。都心の駅前立地であるが、オフィスが多く週休二日の現状では、特に週末、その一帯に来訪する目的があまりなく、顧客がほとんどいない状況である。それで、そこは需要(買い手)と供給(売り手)の関係で需要の少ない週末に、半額セールをしていると推測できる。マーケティング学科の視点でいくと、飲食業はサービス業の一つで、店を開けておくだけで家賃や給料など一定の固定費(売れなくても必要な費用)が発生する。そうなると、価格を変化させてある程度の売上げを達成することによって、固定費の回収を図ろうとする。ただ一つ問題がある。月曜日から金曜日まで正規の料金を支払っている人たちが、週末半額に反発して、来店しなくなる可能性があることだ。ブランドとしての魅力を失う可能性を有している。(東洋大学:長島)
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