忘帰洞の話でもう一つあります。ここでは、お部屋には、係の人がこないということが部屋に書いてありました。さらに、大方はバイキング方式の食事です。
マーケティング学科の視点からは、どうでしょう。収容員数の多い巨大施設では、需要の増減が経営には大きな影響を与えます。宿泊客の増減に応じて必要な従業員の数が大きく変わると、効率が低下してしまします。そうすると、宿泊客の増減にかかわらず、必要な従業員の数があまり変わらないほうがいいわけです。お部屋係は、一人当たり対応できる部屋数が少ないので、お部屋係をおくと人数の変動に対応しにくいわけです。さらに、バイキングにすると、配膳する必要がないので、少ない人数で運営できます。巨大であれば、巨大をうまく維持する方法があるわけです。(東洋大学:長島)
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