きのうの話に続き、KFCに関することで、一緒に「カーネルおじさんのたまごのアイス」というデザートを購入した。どのようなものかと興味津々であけてみると、雪見だいふくの中身が黄色くなったような製品であった。
マーケティング学科の視点では、つい箱を裏返して何が書いてあるのかみてします。そこには、製造者としてロッテと書かれている。雪見だいふくの製造企業である。雪見だいふくの派生商品としてたまごのアイスとなっていると思われる。ここで、重要なことは、カーネルおじさんのたまごのアイスを名付けることのできるのは、だれかと、だれが製造しているかである。カーネルおじさんはKFCの看板であり、道頓堀に投げられたものが引き上げられたというニュースもあった。他の企業は、カーネルおじさんと名付けることは通常ではできない。そうなるおと製造者のロッテとKFCの関係はどうなっていうのだろうか。一般に商業者商標(商業者がつけたブランド)はプライベートブランド(PB)、プライベートレーベルなどと呼ばれている。まさに、これは、製造こそロッテであるが、商標に関する権利はロッテではなく、KFCが有しているはずである。このように、商業者が自ら付けたブランドをプライベートブランドと呼んでいる。これには、ナショナルブランド(全国規模の製造業者の付けたブランド)の価格引き下げ圧力になったり、顧客を店頭に誘引する働きになったりと、PBはマーケティングの中で、重要な役割を果たしている。(東洋大学:長島)
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