このページは東洋大学経営学部マーケティング学科についてよりよく知って頂くために、マーケティング学科の教員の長島広太が個人として作成しています。身近な事柄のなかにあるマーケティングの発想を通して、マーケティング学科ならではの視点をお伝えしたいと思います。それに加え、マーケティング学科に関する情報をお伝えいたします。質問や疑問があればどうぞ、お送り下さい。
なお、当方のPCサイトはhttp://www.nagashimarketing.com です。そちらもご覧下さい。
巣鴨駅の駅ビルのアトレヴィ巣鴨が開店した。グランドオープンにより実際にみることができた。10時から開店とのことで少し前にいったら、すでに列が長くなっていて、店頭では、来賓などのスピーチの後にテープカットとなった。それを見届けてから、列に並びにいくとかなり長くなっていて、およそ15分程度してから、入店できた。
マーケティング学科の視点としては、まず、好奇心をもって気にするとともに、できることなら、実際に見に行ってみるというフットワークの軽さも重要である。今回の注目点は、おばあちゃんの原宿といわれる巣鴨地蔵の最寄駅だとどのような客層であり、店舗構成になるかということである。開店の行列をみると、他の商業施設の開店よりも高齢女性の割合が多いようである。店舗構成(テナント構成)と一致しているかというと、必ずしもそうとは言い難い。その点で、お地蔵さんのイメージとは別に新しいイメージを作り上げられるか?それとも顧客層の相違で必ずしも成功しないのか、興味深い。
最近の商業施設ではごく普通のことであるが、アトレヴィ巣鴨においても、ポイントカードとクレジットカードの勧誘をしていた。昨日通りがかった時に、すでに駅構内にテーブルをだして勧誘していたので、1枚作成してみた。ポイントカードは顧客維持には有効のはずであるが、あまりにも、多数のポイントカードがあっても常にもってでられないので、お財布に常に入れてもらえるポイントカードかどうかが重要となる。(東洋大学:長島)
投稿情報: 22:26 カテゴリー: 流通, 身近なマーケティング | 個別ページ | コメント (0)
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先日、熊野の伊せやという旅館に宿泊した。日本最古の温泉といわれるつぼ湯のすぐそばに位置している。温泉そのものもすばらしいものであった。ここでは、朝食の温泉かゆを取り上げたいと思う。
マーケティング学科の視点からは、何を顧客に訴えるかということである。夕食に、アイガモ農法のこだわりのお米のご飯がでた。朝食はその米を使った温泉かゆででた。もちろん、熊野牛のしゃぶしゃぶもいままで旅館でたべた牛肉よりはるかにクオリティの高いものであった。それ以上に主食である米そのものにこだわり、それにその宿の温泉をつかって温泉かゆにすると、まさにその宿ならではということが伝わってくる。牛肉は別のところでも食べられるかもしれないが、こだわりの米にそこの温泉を使ったかゆで、また食べてみたいなと思わせる一品であると、顧客を吸引する大きな力になるわけである。(東洋大学:長島)
忘帰洞の話でもう一つあります。ここでは、お部屋には、係の人がこないということが部屋に書いてありました。さらに、大方はバイキング方式の食事です。
マーケティング学科の視点からは、どうでしょう。収容員数の多い巨大施設では、需要の増減が経営には大きな影響を与えます。宿泊客の増減に応じて必要な従業員の数が大きく変わると、効率が低下してしまします。そうすると、宿泊客の増減にかかわらず、必要な従業員の数があまり変わらないほうがいいわけです。お部屋係は、一人当たり対応できる部屋数が少ないので、お部屋係をおくと人数の変動に対応しにくいわけです。さらに、バイキングにすると、配膳する必要がないので、少ない人数で運営できます。巨大であれば、巨大をうまく維持する方法があるわけです。(東洋大学:長島)
投稿情報: 01:51 カテゴリー: サービス, 身近なマーケティング | 個別ページ | コメント (0)
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先日、和歌山県の忘帰洞という温泉に入る機会がありました。ホテル浦島という巨大ホテルの温泉です。どのくらい巨大かというと、なんと収容員数3000人です。忘帰洞は、隆起した土地にできた洞窟にわく温泉です。帰るのを忘れるほどの湯とういことが名前の由来だそうです。この温泉が有名なのですが、3000名収容のホテルですから、それ以外に5つの温泉があります。温泉のスタンプラリーが用意されいます。温泉の地図のうらに、スタンプを押すようになっていて、3つ回ると景品がもらえます。景品は忘帰洞の入浴剤です。
マーケティング学科の視点からは、なにがあるでしょう。このホテルは忘帰洞が有名ですので、どうしても、そこにお客様が集中する可能性があります。というか、一つ選ぶなら忘帰洞というのが大方でしょう。そして、他に入るより、またそこに入ろうとなるはずです。それが、スタンプラリーがあると、いくつか回ってみようという気にさせます。それによって、一カ所に集中させなくて、需要を平準化できます。つまり、それぞれの浴場に分散させて、混雑をさけて、満足度をあげることができます。さらに、スタンプラリーは顧客を館内を歩かせることになります。あるくと、売店があったり、自販機があって、それをみると、ついなにか買ってみようということになり、客単価(お客様一人当たりの消費金額)をあげることにもつながります。巨大な施設でサービス水準をあげるための工夫がみられました。(東洋大学:長島)
投稿情報: 01:37 カテゴリー: サービス, 身近なマーケティング | 個別ページ | コメント (0)
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巣鴨駅の駅ビル新築工事が進みいよいよ25日に開業となります。だいぶ覆いが取れてきて、通路から見えるテナントではスタッフミーティングをやっている姿がみえました。マーケティング学科の視点としては、まず、フットワーク良く新しい施設ができたら行ってみようというのがあります。なぜそこにその施設ができるのか?まわりにどのような影響があるのか考えます?最近は駅構内に商業施設が増えていますので、それが周りにどのように影響するか興味津々です。(東洋大学:長島)
投稿情報: 21:57 カテゴリー: 流通, 身近なマーケティング | 個別ページ | コメント (0)
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投稿情報: 23:55 カテゴリー: サービス, 身近なマーケティング | 個別ページ | コメント (0)
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先日、とあるお店にいった。そこで、キティちゃんのミネラルウォータを売っていました。キティちゃんがついていたので、つい買ってみました。この写真でははっきりしませんが、2.5頭身のキティちゃんのはずが、ちょっとプロポーションのいいボトルになっています。キティちゃんのイメージとちょっと異なっています。マーケティング学科の視点では、キティちゃんをミネラルウォータのブランドに使うという、ブランドエクステンションの一例と考えられます。もう一つは、キティちゃんの拡張が行き過ぎると受け入れられなくなるのではという、ブランド資産が減耗することも考えられます。いままでにも、多方面にブランドをライセンス使用させて、本体が衰退したブランドがあります。(東洋大学:長島)
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